理事長所信
2024年度 理事長所信
所信と抱負
一般社団法人益田青年会議所 2024 年度スローガン
自分らしくあれ
~勇気と情熱をもって仲間と共に一歩前進~
一般社団法人益田青年会議所
理事長 髙田 翼
【はじめに】
私は二児の母であり、一人の妻である。私がJCに入会した当時、彼らは 6 歳と 1 歳。 『ママ、今日はいつ帰る?』彼らの問いかけに確実な事が言えず、夕食作りも中途半端に JC運動へ出向いていた日々を思い出す。
JC運動を展開していく中で、時には仲間と意見が食い違いぶつかる事がある。想い通りにはいかない事や、努力が報われないと感じる事、孤独に打ちひしがれる時もあるかもしれない。
それでも真剣に、私らしく、私である為に歩み続けた。
人は数々の選択と決断を繰り返し生きていく。小さな選択から、人生が大きく変わる選択もある。
決断する事は、時には何も保証がなく、不安がつきまとう事もある。誰もその先を保証する事は出来ない。しかし、突き進まなければその道は続かない。
私は、JC運動を展開して行く中で、沢山の成長の機会をいただき、決断する場面があっ たように思う。その都度「私に出来るのか」、「私がしないといけないのか」、自分自身と葛 藤しながら一歩前へ踏み出し、進んできた。困難な事が起きても、必ず乗り越えた先では学 びや自信として、「良い決断だった」と思う事が出来た。JCは、ごく自然な形で私に発展 と成長の機会を与えてくれた。もちろん、その選択は一人で乗り越えられたものではない。 いつの時も、理解し支えてくれる仲間が私のそばに居てくれたからだ。物事に真剣に向き合 えば向き合うほど、仲間が支えてくれ、家族みんなが私の背中を押してくれるようになった。 私を取り巻く全ての環境が、より良く変化していったと実感している。
JCは修練・奉仕・友情の三信条を掲げているが、利害関係のない者同士が集まり、互いの修練に共感し、支え合う。そんなかけがえのない友情を育む事が出来る団体が他にあるだろうか。JCを卒業された先輩諸兄姉は、卒業後も互いを想い、支え合いご活躍されている。そんな先輩諸兄姉の様に、きっと今は困難な決断だと思えても、共に立ち向かい、支え合い、一歩踏み出していく。そうする事で、私達の愛するこのまちの未来に大きな夢と希望をもた らすことが出来ると私は信じている。
一人じゃない。私達なら出来る。仲間と共に自分らしく歩んで行こう。
【基本理念】
多様性が求められる現代の社会情勢の中で、私たちは日々様々な選択や行動を迫られる事があります。限られた時間の中で、時には JC 運動・仕事・家庭と両立が厳しい場面もあ るかもしれません。しかし、どんな時も自分自身が楽しみながら、前向きに考え行動し続ければ、必ず結果はその先についてきます。失敗は誰しもが出来る事ではなく、挑戦している人にしか出来ません。失敗を恐れず行動する事こそが、自分自身、そしてこのまちの未来を 変えると、私は信じています。
『今』、『ここで』、出会う仲間と共に、限りある時間を大切にし、より良いものにしていきましょう。
【基本方針】
♡仲間と共に楽しい会員拡大
会員拡大とは何か考えた事がありますか? 青年会議所に所属するメンバーは個性に溢れ、魅力輝くメンバーばかりです。そんな仲間とこのまちを語り、夢を語り、実現の為に協力し合い有意義な時間を共有することは、このまちを明るく豊かにする社会活動そのものなのです。衰退や減少ばかりに目を向けるのではなく、私達自身が楽しんで人と人でつながり、様々な活動や運動を展開して行く事で、自然と仲間は集まってきます。沢山の人を巻き込み、楽しみや喜びの連鎖で会員拡大を行っていきましょう。そんな会員拡大は、このまちをより良くしていく大切な社会活動となっていくと信じています。
♡豊かな心を育む青少年教育
子ども達の笑顔は、このまちの宝であり、このまちの未来です。
どんな時代でも、人生には幾度となく困難に直面する事があります。目の前に訪れる困難 に立ち向かって前に進んで行くには、『自ら考え行動する力』が必要です。そして、目まぐるしく変化していく現代社会の中で、『他人を思いやる心』や『自然や美しいものに感動する心』を育む事は、子ども達の感性をより豊かにし、『生きる力』となります。 家庭や学校では教えきれない、我々だからこそ提供できる機会や経験を子ども達と一緒に体感し、豊かな心を育んでいく事は我々(Jaycee)の使命だと思います。子ども達の心弾 む運動を展開していきましょう。
♡揺るぎない組織運営を目指して
益田青年会議所はこれまで、脈々と繋いでこられた先輩諸兄姉の力強い歩みによって受 け継がれてきました。これから先もバトンを繋いでいく為には、我々会員一人ひとりが当事 者意識をもって、JC運動を展開し続けなければいけません。組織変革に左右されることなく、組織の一員として組織運営を理解し、定款や規則、規定に基づいた行動をしていきまし ょう。一人ひとりが組織の中での役割を理解し、その役割を責任をもって果たしながら運動を展開していく事で、揺るぎない組織を作り上げる事が出来ると信じています。
また、運動を展開し続ける為には、会員のご家族はもちろん、先輩諸兄姉、関係諸団体のご理解が必要不可欠です。我々が行っている日々の活動や運動を知っていただきご協力い ただく為に、会員のご家族、先輩諸兄姉、関係諸団体、そしてこのまちの多くの人々に迅速 かつ的確に広報活動を行っていきましょう。
♡人を巻き込むリーダーシップ
青年会議所は、明るい豊かな社会の実現を理想とし、次世代の担い手たる責任感と情熱を もったリーダーの育成を目指しています。
私達は、誰しも完全無欠ではありません。完全無欠では無いからこそ、互いの力が必要で あり、支え合いながら成長し続けます。このまちの事を真剣に考える私たちが、情熱をもっ て発信する言動は、人の心を突き動かす力となり、人を巻き込みながら JC 運動を展開して いく事が、リーダシップの資質の向上となります。
誰もが憧れる、魅力あふれる素敵な人財になりましょう。
♡誰もが住み、暮らしたいと思えるまちづくりに
我々は、2020年度に中長期計画~地域活性化プロジェクト~を策定し、対内中長期ビジョン、対外中長期ビジョンに向き合い事業展開を行って来ました。最終年度となる節目を迎え、今、我々が歩みを振返り、同時に『今、このまちに必要とされる事』や『我々が発信す べき事』を考え、行動に移す必要があります。このまちの魅力をしっかりと捉え、時代に合 わせた事業展開を行い、発信していきましょう。そして、我々の運動がこの先に続く道しる べとなるよう考え、取り組んでいきましょう。
また、このまちの為に考え行動し続ける我々(Jaycee)として、このまちの市政に対する 想いをもち、意識を高め続ける事は大切な事だと考えます。何が正解か不正解かではなく、このまちの為に動き続ける政治に対して、多くの有権者がそれぞれの意志をもって向き合っていく事の出来る運動を展開していきましょう。誰もが住み、暮らしたいと思えるまちづくりの為に。
【おわりに】
振り返れば道は一つ。自分がどれだけ真剣に取り組んで来たかで、『これで良かった』と必ず思える時が来ます。前を見渡せば道は多数ありますが、迷うほど選べる道がある事はす ごく幸せな事です。前向きに悩み、物事の本質と向き合い、考え行動し続けましょう。その中で、仲間を尊重し、見えない部分に気を配りながら『自分らしさ』を発揮できれば、自分 自身は必ず成長していくと信じています。
私は、青年会議所に関わる皆様に育てていただき、今の自分があります。第 60 代理事長 として、誠実に行動し、関わる全ての皆様に恩返しをしていきたいと思います。絶大なるご 支援を皆様から賜りますよう、心からお願い申し上げます。