理事長所信
2026年度 理事長所信
所信と抱負
一般社団法人益田青年会議所 2026年度スローガン
誰かのために
~共感力を発揮して、このまちに大きな影響力を~
一般社団法人益田青年会議所
理事長 大畑 文誉
【はじめに】
1965年、このまちに益田青年会議所が発足し、2026年度で創立して61年を迎えます。1965 年の日本では、いざなぎ景気と言われる好景気を迎え、1970年の大阪万博開催の正式決定や名神高速道路の全線開通等の出来事がありました。その中で、益田青年会議所は、創設会員51名により設立され、今日までこのまちの明るい未来を描き、その時の問題に果敢に立ち向かい、時代の変化に対応しながら多くの先輩諸兄姉によって受け継いでこられました。そして今現在、我々がその思いを受け継ぎ運動・活動を展開しています。その運動・活動というのは、必ず「誰かのために」行っているものであると思っています。「このまちのために」、「子ども達のために」、「このまちに住み暮らす方々のために」、このまちの明るい未来の実現のために、我々青年が起こす運動・活動というものは決してなくしてはならない重要な責務だと感じています。その責務を果たしていくためには、益田青年会議所だけではなく、多くの方々との繋がりも必要です。多くの方々と連携し、互いに共感し合い、今この時に本当に必要な運動や活動を展開することが、このまちにとって大きな影響を与えていくと信じています。益田青年会議所の歴史を重んじ、会員一人ひとりが責務を果たす責任者として、益田青年会議所にしかできないことを展開していきましょう。それは必ず「誰かのために」なるはずです。
【基本理念】
私たちが日々生活する中で、何事にも「意識をする」という気持ちが大切であり、その意識があるのか、ないのかで次に行う行動は変わってくると思っています。それは、青年会議所の事業や社業の中だけではなく、ひとに対しても同様で、ふと周りを見て、迷っているひとや困っているひとがいないのか視野を広げ、そういうひとがいれば手を差し伸べる、協力していくという意識を持つことが大切です。そして、手を差し伸べられたひとは、その気持ちに感謝し、そのひとが困難を迎えた時には、同じように手を差し伸べ、協力してあげてほしい。そのような関係性がこの組織をより強くし、そのような組織であればこのまちにとっても求められ続ける団体になっていくはずです。
2025 年度に益田青年会議所は、創立60周年を迎え、今後の指針となる中長期計画を発表しました。「このまちに無限の希望を」をスローガンに事業の仕組化、継続性というキーワードのもと、走り始めています。その中で、行政や関係諸団体と密に連携し、今このまちに何が必要なのか、今までの事業がどうだったのか、どうブラッシュアップすればいいのか、しっかり調査分析、振り返り、引継ぎを行っていかなければいけません。単年度制の青年会議所において、各年度の枠を越えた取り組みもこのまちをより良くしていくためには、重要なプロセスとなります。行政や関係諸団体がこのまちをどう感じているのか、何を求めているのか、また、このまちに住む方々や子ども達がこのまちをどう感じ、何を求めているのか、相手の気持ちになって、意識し行動する必要があります。多くのアンテナを張り、共感力を発揮しながら運動を起こすことで、このまちに大きな影響力を与えるのだと思っています。
青年会議所や社業、プライベートにおいても成功と思える場合もあれば、失敗や後悔と思うこともあるでしょう。しかし、それが全力で一生懸命やった成功や失敗、後悔であってほしい。その一生懸命行ったプロセスの中に多くの成長の機会が含まれています。その成功や失敗もプロセスをしっかりと振り返ることが自分自身のためになり、より成長した自分になれるのではないでしょうか。様々なことに果敢に挑戦し、自分自身のスキルを身に付け、誰かのため、自分のため、関わる全てのひとのために一生懸命に邁進していきましょう。
【基本方針】
1.連携し合う会員拡大
会員拡大は、このまちを意識する仲間を増やすための重要な運動の一つです。このまちに住む多くの青年とこのまちのことを語り合うことや情報交換、対話をすることで我々の視野も広がっていきます。また、我々には、このまちについて何も考えていなかったひとにとっても何か考えるきっかけを提供する役目もあります。このまちを意識できる仲間が継続的に増えていくことで、このまちは発展し続けることができると信じています。その中に益田青年会議所というものが存在し、共に活動し、運動を展開できる同志を増やしていくために、会員一人ひとりが益田青年会議所の発信者として、ひととの繋がり、会員同士の繋がりを大切にし、互いに連携し合っていきましょう。
2.組織運営の理解・誰もが印象に残る広報
益田青年会議所は、個性豊かで様々な考え方を持った多くの会員で構成されています。それは、益田青年会議所にとって大きな強みであり、その強みを最大限に発揮することでこのまちに大きな影響力を与える団体となっていきます。その中で我々は、組織の一員であり、定款や規則等のルールの中で運営しているということを忘れてはいけません。会員一人ひとりが組織運営を深く理解し、会を運営することでより良い議論や事業を展開する土台となっていくはずです。
広報は、我々の運動・活動をこのまちの方だけでなく、このまち以外の方の目にも触れられる機会となります。それは我々を知ってもらうだけでなく、事業への参加や協力という部分でも重要な手段の一つです。今現在、新しい試みも含めて積極的に広報を行っています。行っている広報をどう捉え、今後どう展開していくのか、また、継続的に行えるための調査分析を行い、SNSだけでなく、ホームページにも工夫を加え、見たひとが印象に残る広報を展開していきましょう。
3.誰からも頼られる魅力あるリーダーの育成
会員一人ひとりがリーダーとして成長していくことは、このまちが発展していくための一助となると信じています。また、自分自身の成長と同じように他の会員にも成長の機会を提供し、リーダーとして成長させていくことも重要です。そして、相手のことを考え行動することは、結果として自分自身の成長にも繋がります。会員同士が互いに支え合い、巻き込み合いながら、会として最大限に力を発揮できるマネジメント力を身に付けることが、誰からも頼られ、魅力ある人財となるのです。
また、益田青年会議所として事業を展開し、成功に繋げていくには事業立案時にしっかりとした軸を構築しておくことが重要です。事業立案の基本を学び、それを身に付けた会員同士が作り上げる事業はこのまちに継続的に大きな影響を与え、その力を持ったリーダーは、社業等でも魅力あるリーダーとなっていくでしょう。
4.このまちを愛する気持ちを育む青少年育成事業
このまちに住み暮らす子ども達は、このまちにどのくらい愛着を持っているのだろうか。このまちの子ども達が、このまちの魅力を知り、このまちを愛する気持ちが今よりも大きくなれば、将来的に「このまちに暮らし続けたい」、「このまちに戻ってきたい」という選択肢も増えていくのではないでしょうか。そして、そのような気持ちを持った子ども達が増えていくこのまちは、活気に満ち溢れていくのではないかとも考えます。子ども達がこのまちを愛し、子ども達にこのまちの魅力に対して気づきを与え、そして他も取り組んでいないような益田青年会議所にしかできない運動を展開し、このまちに大きな影響力を与えていきましょう。
5.このまちの魅力・強みを追い求めるまちづくり
このまちには、海、川、山等の水や緑の豊かな自然環境、日本遺産にも認定された中世の益田市の歴史文化、特産品の豊富さや多種多様な飲食店の多さ、首都圏と直結する萩・石見空港、三隅・益田道路の開通等の数多くの魅力や強みがあります。その魅力や強みを活かした運動もこれまで益田青年会議所を始め、多くの関係諸団体が実施しています。しかしながら、私たちの住み暮らすこのまちには、私たちもまだ発見できていないような魅力や強みがあるのではないでしょうか。既存の魅力や強みに加え、益田青年会議所にしか気づいていないような魅力や強みを追い求めて運動を展開することが他と差別化され、このまちにも大きな影響力を与えていくものと考えます。魅力や強みを最大限に活かし、このまちが目的地となるような運動を展開していきましょう。
【おわりに】
私は、2020年2月に益田青年会議所に入会しました。益田市で生まれ育った私は、特に深く考えることもせず、将来は実家の家業を継いでいくのだろうと漠然と思いながら高校生活、大学生活を過ごしていたように思います。
大学卒業後、県外で約4年間社会人として過ごし、2015年にこのまちに戻ってきました。それまで、このまちに対して深く考えるということはしてこなかったように思います。このまちに戻ってきて感じたことは、このまちに住む多くの方々がこのまちを愛し、このまちを思い、このまちの未来を考える方がたくさんいるということでした。日が経つにつれ、私も何かしなければと考えるようになりました。しかし、自分だけでは、何をすればいいのかわからない、何をしていいのかわからない、知識もなければ勇気もない。そんな中、私の父も卒業生であり、私の兄や私の同級生も多く入会している青年会議所というものを知り入会を決意しました。
入会当初は、私の知っている方々が普段とは違う真剣な眼差しで物事に取り組み、人前でも堂々とお話をされ、多くの方々を巻き込んで事業を展開する姿を見て、憧れやかっこ良さ、刺激を与えてくれたことは今も鮮明に覚えています。
青年会議所は、我々に多くの変化や気づきを与え、同時に成長を与えてくれる団体です。私は青年会議所を通じて、成長の機会をいただいたこと、そして自らも成長の機会を提供したことで成長や自信に繋がり、入会前よりも強い自分になれたと思っています。会員一人ひとりが目の前のことに一生懸命に取り組み、何か一つでも自信を持てるようになり、やってよかったと思えるような行動を邁進していきましょう。それは、必ず誰かのためになり、そして必ず自分のためになるのです。
一般社団法人益田青年会議所の第62代理事長として、これまでいただいた恩や感謝を胸に一生懸命に努力し、自らもさらなる成長を遂げていくと同時に、会員一人ひとりに向けても成長の機会を提供し続け、このまちにとってかけがえのない人財へと成長させられるように尽力してまいります。絶大なるご支援を皆様から賜りますよう心からお願い申し上げます。
